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放射線被曝線量

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放射線防護のため,一般人は1 mSv/年,放射線業務では100 mSv/5年(ただし50 mSv/年 以下),医療被曝は線量上限なし.

検診では受ける線量により発癌するリスクと,癌の早期発見により得られる生存率を天秤にかける.

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(放射線検査における利益とリスク. 飯沼武. 環境と健康, 20 : 60-68, 2007 より引用.)

被爆を心配する患者さんに,どの程度の被爆量で,どの程度検査が有用かを説明できるようにしましょう.

検診で肺動脈と重なる1cmの異常影を見落とし,5年生存率の低下で損害賠償が認められた判例があります(東京地裁平成18年4月26日判決).
また,胸部X線による検診に肺癌死亡率の低減効果があるという論文とないという論文があり意見が分かれている.肺癌を心配される患者さんには,「胸部XPで見える肺癌は8割程度」(QuekelLG,KesselsAG,GoeiR,vanEngelshovenJM.Missrate of lung cancer on the chest radiograph in clinical practice.Chest. 1999; 115: 720-724.)とCTや低線量CTをお勧めしています.


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by respiresi | 2015-04-27 21:24 | 悪性腫瘍・検診 | Comments(0)
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