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治療効果判定・投与期間・再投与の基準

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治療中の効果判定の頻度は,治療の種類やスケジュールに応じてプロトコールごとに決める.CTは2コース毎に評価することが多いが,決まりはない.

治療効果判定
1. ベースラインの測定可能病変と測定不能病変を評価する
2. 判定時点での測定可能病変と測定不能病変を評価する
3. 標的病変,非標的病変,新病変をそれぞれ評価する
4. 表に照らし合わせて総合効果を求める

測定可能(measurable)病変
1. 腫瘍病変(tumour lesions):少なくとも1 方向で正確な測定が可能であり(測定断面における最大径を記録),かつ以下のいずれかのサイズ以上のもの
CTで10 mm
臨床的評価としての測径器による測定で10 mm
胸部X線写真で20 mm

2. リンパ節病変(malignant lymph nodes):病的な腫大と判断され,かつ測定可能なリンパ節はCTで評価した短径が15 mm以上

ベースライン評価において2 個以上の測定可能病変を認める場合,合計が最大5 個(各臓器につき最大2個)までの病変を標的病変として選択し,ベースライン評価での測定値を記録する.

測定不能(non-measurable)病変
小病変(長径10 mm 未満の腫瘍病変または短径が10 mm以上15 mm未満であるリンパ節病変),および真の測定不能病変(軟膜,髄膜病変,腹水,胸水,心嚢水,炎症性乳がん,皮膚や肺のリンパ管症など)を含む測定可能病変以外のすべての病変.

非標的病変の評価



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(JCOG. RECISTガイドラインversion 1.1. http://www.jcog.jp/doctor/tool/RECISTv11J_20100810.pdf より引用)

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抗癌剤の再投与が可能な全身状態か
目安として,Grade 3~4の有害事象が出た場合には減量を検討する.
どれだけ減量するかは,
① 添付文書に従う
② 根拠論文の基準に従う
③ 各施設で基準を設ける     といった方法がある.

反復投与の大まかな基準は,
白血球数 3,000/mm3以上
好中球数 1,500/mm3以上
血小板数 10万/mm3以上
肝機能 AST/ALT 施設上限値の2.5倍未満
腎機能(クレアチニン) 施設上限値の1.25倍未満
PaO2 60torr以上



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by respiresi | 2015-05-01 22:09 | 悪性腫瘍・検診 | Comments(0)
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