ピクトグラムでわかる呼吸器内科

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医療事故・医療過誤

・医療事故は医療の過程において発生する全ての人身事故で,そのうち過失があるのが医療過誤.過失は注意義務に違反すること.

・注意義務の基準は,診療当時における臨床医学の実践における医療水準のこと.

・その時代の,その施設の役割,医療環境によって求められる医療水準が決まっており,それに見合った医療を行ったかどうかが焦点となる.その時代とは,その時期にその検査・治療法がどの程度有用性が認められ,普及していたか.医療環境とは,設備の限られる山奥の診療所や一般開業医と,大学病院などでは求められる水準が異なる.急変時に放射線科医が気管挿管を試みず,麻酔科医師を待ったことが容認された判例がある.

・医療慣行に従っていても,医療水準に達していないと注意義務を尽くしたとは言えないとされた判例がある.

・ガイドライン自体に医療訴訟の資料となるものではない旨が明記されているが,ガイドライン・院内マニュアルは過失の判断根拠とされ得る.ガイドラインには主要学会のものから研究会のものまであるが,どこまでという基準はない.

・後医の前医批判は医事紛争の発生要因で厳に慎むこと.



by respiresi | 2015-08-24 23:25 | 医療安全・医療倫理 | Comments(0)
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